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豪雨 四川大地震被災地を襲う―見渡す限り泥と大水

2010年08月15日

【新唐人2010年8月16日付ニュース】連日、中国の西南部は大雨に襲われています。このため、2年前四川大地震で深刻な被害を受けた地区でがけ崩れや土石流、洪水などが発生しており、多くの死傷者も出た模様です。

8月13日夜から14日の明け方にかけて、四川大地震で大きな被害を受けた汶川地区で豪雨が発生。16ヶ所で土石流が起こりました。
 
また多くの場所でがけ崩れが発生し、大量の土砂が国道を塞ぎました。その内、半分以上の土砂が長江の支流のひとつ、岷江に流れ込んだため、7キロにわたるせき止湖が出来ました。
 
住民の避難所が泥水に埋まったほか、多くの建物が崩壊しました。
 
四川省の代表的な川、岷江には、3つのせき止湖ができました。国道も4メートルの深さまで水に漬かっています。新しい橋も土石流に埋まりました。
 
13日早朝、四川省の綿竹市でも各地で土石流やがけ崩れが発生。150万立方メートルの土砂が川に流れ込み、せき止湖が出来ました。下流の町は、土砂に飲み込まれたそうです。
 
避難した被災者によると、町は泥の川に変わり果て、2階建ての建物も屋上しか見えません。目下、地元住民は孤立しており、救援が待たれます。
 
報道によると、14日の夜、少なくとも16名が死亡、63名が行方不明、5700名が被災地に取り残されたそうです。
 
新唐人記者がお送りしました。
 
上記のサイトから、このニュースの中国語版が見られます。

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